鳳凰三山|縦走コースガイド
南アルプスといえば北岳や甲斐駒ヶ岳が筆頭ですが、それらを見渡せる鳳凰三山が入門の山としてもおすすめ!
富士山や南アルプスの峰の展望の縦走コースとして、関東からも近く、土日でも歩けます。
鳳凰三山おすすめコース
縦走するなら夜叉神峠から鳳凰三山へ!
芦安温泉〜夜叉神峠〜苺平〜南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜赤抜沢ノ頭〜地蔵岳〜鳳凰小屋〜燕頭山(つばくろやま)〜御座石鉱泉
このコースは鳳凰三山を満喫するのにふさわしいベストルートです。初めての縦走の醍醐味を味わうには初心者向けにも良いコースです。公共交通機関利用で!下りはドンドコ沢は悪いので御座石鉱泉側に下ります。
黄葉の鳳凰三山縦走を後述
マイカー1泊2日で三山制覇|鳳凰小屋ベース
御座石鉱泉〜燕頭山〜鳳凰小屋(泊)〜賽の河原〜地蔵岳〜観音岳〜(薬師岳ピストン)〜鳳凰小屋〜御座石鉱泉
鳳凰小屋をベースにして地蔵岳と観音岳を周回し、余裕があれば薬師岳をピストンして鳳凰三山に登るコース。1泊マイカー利用やテント泊登山者におすすめ!
青木鉱泉から鳳凰三山周回
青木鉱泉〜ドンドコ沢〜鳳凰小屋〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳〜中道(薬師岳東尾根)〜青木鉱泉
青木鉱泉にマイカーを置いて、鳳凰三山を縦走できるルートです。ドンドコ沢を往復するよりも気持ち的に楽!? 初日の登りが核心です。
甘利山〜千頭星山を経て鳳凰三山縦走
甘利山登山口〜甘利山〜千頭星山〜苺平〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜御座石鉱泉
変則だが甘利山から鳳凰三山を目指すというちょっとレアなコース。千頭星山から先は道の整備があまりはかどっていないため経験者向け。
いつかは歩きたい|早川尾根から鳳凰三山
赤抜沢ノ頭から北西に伸びる甲斐駒ヶ岳へと続く早川尾根からの大縦走ルート。駒ヶ岳の駒津峰から仙水峠を経て、栗沢山、アサヨ峰、早川尾根小屋、広河原峠、白鳳峠、高嶺(たかね)、赤抜沢ノ頭へと続く。アクセスは北沢峠からダイレクトに早川尾根を通すのが理想だが、その他、北沢長衛小屋から栗沢岳、あるいは広河原から広河原峠・白鳳峠へ登っても良いが、健脚向け!
黄葉の鳳凰三山縦走の記録
2015/10/1〜3
夜叉峠登山口
夜叉峠の登山口にはトイレとマイカー規制のゲートがあります。
急な登りをひと登りで峠につきます。夜叉神峠小屋(トイレ)と白峰三山の大展望があります。
南御室小屋までは、ほぼ樹林帯の中です。途中、杖立峠や苺平を通過しますが、淡々とした登りです。
初日は南御室小屋で宿泊。体力と時間があれば薬師岳小屋まで歩いてもOK
薬師岳小屋で休憩したあとは、薬師岳へ。このあたりから花崗岩の岩が現れ、いよいよパノラマ展望のコースになります。
薬師岳付近からは富士山がドーンと現れます。薬師岳頂上はどこが山頂かわからないような場所ですが、景色は十分。素晴らしい黄葉が広がっていました。
薬師岳から観音岳までは、黄葉と北岳や間ノ岳のパノラマを見ながらの楽しい縦走コースです。
コースは砂地で比較的歩きやすいですが、時折大きな岩がでてきます。(ハシゴやクサリはありません)
観音岳からは地蔵岳や甲斐駒ヶ岳方面もよく見えます!遠くは八ヶ岳も!爽快な天気でした!
地蔵岳はオベリスクと言われる岩の尖塔です。オベリスクの上には通常登れません(クライマーのみ)。鞍部にはお地蔵様がたくさん祭ってあります。
下りは鳳凰小屋(御座石鉱泉)へ。賽の河原の下りは砂地なので注意。かなり侵食で道が荒れています。観音岳側の黄葉もすばらしいです。
鳳凰小屋へ。今日はここでゆったり泊まります。縦走もかなりのんびりでした。小屋から5分ほど御座石側に歩いたところに、富士山の見える展望地があります。ここで、富士の夕焼けと朝焼けが見れました!
3日目は御座石鉱泉に下ります。ドンドコ沢も急ですが、御座石側の登山道もかなり急ですので下山には注意します。
御座石鉱泉でも日帰り入浴可能ですが、下山してむかわの湯などもへも近いです。今回は時間があったので石和温泉まで足を運びました