雪山にはどんなスタイルがあるのか?|雪山を始める前に知っておきたいこと
雪山・冬山というと、危険なイメージはつきものです。
それは事実ですし、登山にリスクがあるように、雪山には、もう少し高いリスクがあります。
でも、それでも雪山に魅了されるのはなぜでしょうか?
雪山には、夏山登山にはない魅力があります。
それはあたかも、登山をしない人には、登山の良さはわからないのと同じで、
雪山も登ったことが無い人にはわからない良さがあるのです。
雪山のスタイルを考えてみる|雪山登山を始める前に
スノーハイキング
雪山といっても、危険がありますから、まったく初めての場合は、スノーシューやスノートレッキングなどから始めてみるのが最も安全です。
スノーハイキングは、雪一面に覆われた森の中や湿原地帯などいわゆるなだらかな森林地帯を歩くことが主流です。
歩くエリアは急峻なところも少なく、雪崩のリスクもないような場所です。
たいていそんな場所には、コースが整備されていて、現地ツアーや宿泊施設での道具のレンタルなども整っています
関東でいえば、北八ヶ岳エリアがその筆頭ともいえますが、そのほか、スキー場のゴンドラを使って上部の森をトレッキングするコースなどは、けっこう全国にあると思います。
初歩の登山|軽アイゼン+ストック
雪山登山といえる最初のステップは、軽アイゼン(簡易アイゼン)という4本〜8本のツメのついたスパイクと、ストックを使った登山スタイルです。
条件としては、2000m級(北海道なら1000m級)以下の山で、言ってみれば樹林帯が主体の山です。
それも、雪崩の危険が少ないなだらかな山や、積雪量の少ない山、となります。
ここでは滑落するような場所ではあってはなりません。
本格的雪山T縦走モード|ピッケル+アイゼン
本格的に雪山を始めたいなら、ここからスタートも悪くありません。
山は3000m級エリアまで入ってきますが、まずはしっかり基本を踏んでいきます。
装備はやや長めのピッケルと10本爪以上あるアイゼンが必要で、そのほかの装備も少々重装備になります。
山は森林限界をこえて、滑落・強風・雪崩の可能性も排除できませんので、そのための経験とスキルも必要でしょう。
まずは、チームやクラブ、あるいはガイドツアーなどの講習会を受けることが先手です。
雪山に登りたい衝動を抑えて、基本を学ぶ姿勢で挑んでいきます。
本格雪山U岩と雪モード|ピッケル+アイゼン
森林限界を超え、急峻な雪面や岩と氷のミックスルートなど滑落の危険性が十分にあるエリア・ルートを目指します。
装備は短めのピッケルに12本爪以上のアイゼン。そしてロープ確保のハーネスやヘルメットも入ってきます。
いわゆるアルパインクライミングは、場合によってはロープ確保も必須になってきます。
装備はいっそう重装備になり、冒険中の冒険で、テクニックだけではなく、気象・地形・雪質などを読む判断や経験の総合力が試されます。
気軽に立ち入ってはいけない世界ですが、人生をかけるだけの魅力もあるのです。
余裕があれば海外の雪山
日本を飛び出して、海外の山を楽しむことも視野に入れられます。
海外といっても、カナディアンロッキーのスノーハイキングから、ヨーロッパアルプス・モンブランやマッターホルンなどまでスキルに応じて楽しめます。
敷居が高いのですが、有名なエリアではトレッキングツアーやガイド登山も整っていますので、意外とお金と時間の問題だけになるはずですよ(笑)
雪山にはどんなスタイルがあるのか?|冬山入門

軽アイゼンでどのくらいの山に登れるのか!?

オーバージャケット&パンツの選び方|雪山登山に必要なアウターについて

雪山で必要なアンダーウェアとミッドウェア|冬の下着と中間着について

いざ雪山へ!初めての雪山は講習会へ参加しよう

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