買うの待った!登山靴・トレッキングシューズの選び方
ここでは、登山靴・トレッキングシューズに関しての基礎的な知識と選び方やサイズ合わせのコツを紹介します。
初心者だからハイカットの登山靴というウソ
トレッキングシューズには、ローカット・ミッドカット・ハイカットという区別の方法があります。
当然、歩き慣れていない初心者では、カットが高いシューズのほうが足首の固定・保護力が高いので、くじいたり捻挫予防にはなります。
しかしです。
歩き慣れていないからこそ、カット低いモデルを推奨します。
足首周りのカットが高いと、とにかく歩きが固定化されてしまいます。
あらゆる路面を自在に歩けるようになるには、足首周りが柔らかくないと、よくありません。
その証拠に、最近の登山靴は、ハイカットでも足首まわりが3D化され動きやすくなっています。
つまりです、
歩き方を覚えるには、足首を固定しては、上達しにくい、
ということがいえるのです。
当然、初心者が、長い岩山の縦走に出かけるとなると話は別ですが、ステップアップとしては、低山やライトトレッキングからスタートするなら、ソールもカットも柔らかいミッドカットクラスのシューズにしてください。
重要なのは、転んだときの捻挫予防よりも、転ばない技術
そうです。
登山は体力3割、技術7割です。
その技術(歩く)を養わないと、いつまでたっても初心者歩きが直りませんよ。
ということでミッドカットなのですが、ソールも必然、柔らかめになるでしょう。
その後、山に慣れてきたら、アルプス縦走とかテント泊登山とかをするようになれば、ハイカットもそろえてきましょう。
トレッキングシューズの種類|素材別
軽登山靴、トレッキングシューズには、ナイロン製のシューズと、革製のシューズ、ナイロンと革のMIXされた登山靴、などがあります。
ナイロンの特徴は、柔らかく軽いということです。そして、はきなれると、幅や甲の高さが緩んできます。内側にゴアテックスなどの防水メンブレンがありますが、磨耗するので、革靴よりは寿命が短いといえます。お手入れは楽です。
革製の登山靴は、足にフィットすれば、歩きやすいです。硬さがある程度あり、かといって、しばらく使うと足型もフィットしてきます。保温効果もナイロンより高いです。革のメンテさえしていれば防水撥水性も出せますので、長持ちします。革には表革と裏革・ヌバックなどがありますが、表革は希少で、最近では1枚革というのがほとんどなくなっています。ヌバックが主流です。
最近は、前だけヌバック革で後がナイロン、などというそれぞれの素材を活かしたデザインのシューズも増えてきています。
初めて登山靴を買う場合、ナイロンでも革製でもどちらでもよいでしょう。
登山靴のソールについて
初心者は、柔らかめの靴といいましたが、アウトソールはその場合、すこしカーブしたような柔らか目のものとなります。ハイカットの固めの分厚いシューズですと、ソールもまっすぐで硬いです。
岩場などで、疲れにくいのは、硬いソールという風な意見もありますが、岩場歩きが出来る人の意見です。
まずは、岩場をあるくコツを覚える必要があるので、歩き方重視で、柔らかいソールをおすすめします。
なにかと「疲れないために」という意見
疲れないために、このアイテム!というのがごもっとものようですが、初心者には、どんどん疲れて、歩き方をマスターしたほうが良いという意見もありますよ。疲れにくいアイテムというチョイスではなく、歩き方が上達しやすいアイテムを選ぶことが、長く山を楽しむ秘訣、といっておきましょう。
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