明日出発!?登山&トレッキング|誰でも出来る登山計画
登山をはじめるにあたって、何を計画すれば良いのか、そのやり方と流れを解説します
登山計画はこうやって立てる
目的の山を決める
はじめは、あまり険しい山を選ばずに、低山からはじめましょう。
そのためにも、近くに住んでいる周辺地域のエリアを絞って見ます。
関東なら、奥多摩や丹沢あたりがよいと思いますが、住んでいる周りには必ず、低山があるものです。
そういったエリアから、まずは名前が知られているような山を選びましょう。
なぜかって?知られている山というのは、当然多少なりとも人が入っていますので、いざというときに安心感が違いますから。
山のことが分からなければ、少しネットで調べてみるのがいいでしょう。
コースを決める
山には必ず2ルート以上のコースがあるものです。もちろん、1本しか登山道がない山もありますが、稀です。
ここで、考えなければならないのは、コースを往復するか、反対側に抜けるか、あるいは、登り口は同じでも登りと下りで違うルート(周回)を歩くか、です。
当然、同じルートを往復するのはつまらないかもしれませんが、何かあったときに無難ですし、マイカーを利用する場合はたいてい往復ルートか周回ルートしかとれません。
標高差を見極める
登山では山の標高も大事ですが、問題は、登山口から山頂までの標高差が重要です。
標高が2000mですが標高差が300mの山よりも、標高が1500・標高差が800mの山のほうが体力は必要です。
それも、山は必ず登りだけではなく、途中にアップダウンがあるものです、なので、正確には延べ標高差が問題になってきます。
まったく運動をしていない人なら、標高差は300mくらい。多くても500mくらいまでにしておいたほうが無難です。
多くの人が目指したいとしている富士登山では、標高差が1500mほどです。しかも3000mを超えると、通常よりも極端に苦しくなりますので、初心者の富士登山がどれほど無理をするのかが分かりますね!
登山口アクセス
マイカーで向かう場合は、登山口までの道を調べておきましょう。また、人気エリアですと、駐車スペースがない、ということも考えられます。また、林道などせまい道では、通行止めなどの可能性もあります。
公共交通機関の場合は、バスや電車の時間を調べますが、下山後の時間もしらべておきましょう。
山では思わぬところで時間がかかってしまうこともあるので、余裕をもった時間で計画しましょう
登山中のコースタイム
登山での歩行時間をどう計算すればよいか?
これは、自分で歩いて、だいたいのペースを理解できてないとなかなか難しいものがありますが、山と高原地図などのコースタイムを参考にして、それに自分のペースを加味し、さらに、休憩時間や昼食を取る時間なども入れて、全体の行動時間を計算しましょう。
慣れてきたらそれほど大変ではありません。
登山道の状況
梅雨期など雨が多かったりすると、登山道が崩れていたいすることもあります。なので、出発前に現地の情報を確認しておくのもよいと思います。
百名山などの有名な山では、現地の市町村のページなどにも登山情報がありますし、なければ、ヤマレコのような一般ユーザーの情報もためになります。また、現地への林道の状況などは、土木管理事務所のページなどを確認すれば分かりますし、どうしても分からない場合は、そこに電話して聞いてみると道路の情報はすぐ教えてくれます。
時期について
明日出発!ということもあるでしょう。そして慣れてきたら、先の計画もできるようになってきます。
登山時期ですが、雪が降る時期以外であれば、それほど気にする必要はありませんが、標高の高い山では、どのくらい寒いのかなどを調べておくことも重要です。また、低山では、梅雨以降の夏は、逆に暑くて熱射病などの危険がありますので、それも控えたほうがいいでしょう。
とにかく、いろんな時期にいろんな山に登ってみてください!
登山計画を出す
登山に出発するときは、登山計画書を出しましょう。
これは、万一のときのためですが、計画書を出すのと出さないのとで、救助活動などに大きく影響しますので、かならず出すように心がけてください。
通常は最寄の警察署や都道府県警などに提出、あるいは、登山口などに届け用のBOXなどがあったりします。しかし、まずは家族やグループの代表者などに計画を出しておくのが最前です。
なぜならば、救助のスタートは、かならずしも登山者が発信するとは限らないからです。
何日も帰ってこないけど、どこの山に出かけたのか分からない、では、救助しようがありませんので!