8種類の登山用グローブ&手袋|賢い選び方
グローブの目的は、手の保護と保温性、防水などです。用途によって様々ですが、どんなものがあるかを理解しましょう。ここでは8種類に分けて説明します。
初心者が選ぶものとしては、はじめは、濡れても保温性がある素材のグローブが良いでしょう。
選ぶ前に登山用トレッキング用グローブの種類を知る
アンダーグローブ
アンダーウェアと同じで、薄手のアンダーグローブは、寒い時期の保温強化にも使えますが、夏はこれ一枚だけで利用すると涼しく、手袋の操作性もありますので重宝します。
定番ミズノのブレスサーモグローブ。発熱効果であたたかいアンダーグローブ
ファイントラックのスキンメッシュグローブ。速乾性がかなり優れています。
ストック系グローブ
夏物グローブとして最も一般的です。素材は、ナイロンや合皮などで、手のひらには合皮や厚めのナイロン、甲の部分は通気性のよい素材が使われ、ストックを使う人には最適です。真夏は指貫きのものでもよいでしょう。
ダバダ フィンガーレスグローブ 軽量で安価!
薄手の保温グローブ
トレッキンググローブと近いですが、フリーズ生地や防風性があり、保温を目的としています。ポーラテックを使用したものがフィット&暖かくおすすめです。
ブラックダイアモンド ライトウェイトグローブ
防風・防水、レイングローブ
防水素材でできた雨対策用のグローブです。雨が降らないときは、かなり暑いこともあるので、予備としてもっていくのがよいでしょう。ただし、グローブの場合、かなり屈曲したり酷使が予想されるので、レインウェアほど長持ちはしないかもしれません。寒い地域での防寒としては有効です。
ミズノ ベルグテックトレイルグラブ。防水素材のベルグテックを採用したレイングローブ
インサレーショングローブ
化繊やフリースなどが内側にある保温重視の春秋用グローブです。手がかじかむ時期にはぜひ欲しいグローブです。
ブラックダイアモンド アーク。すこし分厚いグローブで防水性もあります。甲に保温素材、掌はグリップ力も高い。
ウール系手袋
ウールは濡れても暖かいので、ウール製品のグローブというのは、ある程度人気があります。厚手や薄手、あるいは2層になったものなどあります。
モンベル ウールトレールグローブ。保温効果の高いウールグローブ。
レイヤーグローブ
外はゴアテックスナイロン、内側はフリースや化繊で、アンダーグローブと重ねて使えます。アンダーがセットになった2重構造(あるいは3重)になったグローブもあります。冬季にも使えるモデルですので、春秋の微妙な時期は、これが役に立ちます。
アウトドアリサーチ VersaLiners 防水アウターと保温性のインナーがセットになったグローブ
スマートフォン用タッチパネル操作が出来るグローブ
最近の傾向として、スマートフォンのタッチ操作がグローブの上からでもできるタイプのグローブがでています。
スマホを山で活用する場合は、この機能もあれば便利ですね。
(ミズノ)Mizuno メッシュトレイルグラブ
登山・トレッキングのグローブの選び方
真夏は1〜2枚、春秋は2枚を用意する
夏山や低山であれば、通常1枚を用意します。日焼け予防やケガ予防を兼ねます。素材としては涼しい風通しの良いものでいいでしょう。
雨降りのときはレイングローブを用意しても構いませんが、必須ではありません。気温が暑い場合はむしろ使わないほうがいいでしょう。
真夏でも3000M級の山や富士山などは保温用のグローブを用意します。これも、分厚いものではなく、フリース素材などの軽量のもので十分です。
春秋の寒い時期は手袋2枚
寒い時期や寒い地域に行く場合は、2枚用意しておきましょう。保温性はもちろんですが、できれば防風性をそなえたグローブを一つ用意しておきます。森林限界を超えるような山では、思わぬ強風にあうこともあります。
それから、逆にいわゆる「夏日」のような暑い日もありますので、薄手の手袋もあるといいでしょう。2枚重ねに出来るようにすると、体温調整の幅が広がりますね!