冬は沖縄本島の山|意外に面白いリゾート&登山
寒いシーズンに最適な沖縄の登山・トレッキング。沖縄の天気が冬場に良いわけではありませんが、寒い本州を離れ、南国のリゾートを味わいつつ、登山を楽しむというスタイルは悪くないはず。
沖縄ハブの動きも鈍る時期に登ってみては!?
実はたくさんの山がある沖縄本島
沖縄といえばジャングル!のイメージがありますが、多くは照葉樹林に覆われています。
沖縄本島でも北部を「やんばる」といい、山深いエリアだったりします。
あまり知られていませんが、1冊の本ができるくらい沖縄には山が多いです。
標高こそ本島最高峰の与那覇岳で498mしかありませんが、山によってはけっこう険しいルートもあり楽しめます。
そして、なんといっても上部からの眺めはエメラルドブルーに光る海岸線がたいていは見えるので、南国の島独特の景色が堪能できます。
登る時期としては、暑さも和らぎハブの動きが鈍くなる冬場がベター(11月〜3月)
11月あたりは天候も安定してオススメ!
夏場は暑すぎて登れません・・・
沖縄本島の登山・トレッキングにオススメの山
ナイトウォークも人気!?中部 石川岳
高速石川ICの近くにある石川岳は、最近多くの県民のトレーニング場所として人気が高まっています。
登山口となる青年自然の家からは、ナイトウォークをはじめA〜Cコースと体力に合わせて回ることができますが、沢歩きを含むCコースがなんといってもおすすめ。
比較的足場も悪い場所がありますが、固定ロープもしっかりついていて、レクリエーションの場として十分楽しむことができますよ!
初心者向けの嘉津宇岳・縦走コースの古巣岳
かつうだけ・ふるしだけ。名護市にある名山です。
嘉津宇岳へは、登山口の駐車場からわずか1時間弱で登ることができます。道は整備されていますが、上部は急峻で、琉球石灰岩のゴツゴツとした岩場なので、注意が必要。頂上からは名護湾が一望のもとに見えます。
一方、古巣岳は、嘉津宇岳の尾根ピークなのですが、勝山公民館側からの縦走路となります。道は一転して悪路で、スニーカーなどで登ろうものなら痛い目にあいます。とくに岩が濡れているような場合は、コースを変更したほうがいいでしょう。
しかし、古巣岳〜嘉津宇岳への縦走は、地元でも体力トレーニングになる実に良いコースです。展望もGOOD!
名護屈指の展望の山 安和岳と三角山
嘉津宇岳と対峙するようにそそりたつのが安和岳(あわだけ)です。安和岳の前には尖ったピークの三角山が立ちはだかります。
安和岳・三角山の縦走コースも古巣岳と同じく、勝山公民館から登ります。
安和岳〜嘉津宇岳をつなぐ長い縦走も可能です。
歩きにくい岩場が連続し、急な斜面が続くので、長袖・長ズボンでしっかり装備をして挑みましょう。
南国トレッキングを楽しめる|名護岳
ちょっと南国色のあるトレッキングをたのしめるのが名護岳。登山道も歩きやすく、コースもしっかりしています。ヘゴやシダの茂る森から、照葉樹林、そして頂上の景色を堪能できる周回ルートがおすすめ。青年の家から歩きますが、名護城址の入り口から石段を登っていくとロングコースが楽しめますよ
1月〜2月は登山口付近ではサクラの開花も楽しめます。
沖縄本島最高峰・与那覇岳
与那覇岳はやんばるのほぼ中心にあるなだらかな山ですが、せっかく沖縄に来たのだから最高峰に登りたいということもあると思います。林道からなだらかな登山道を歩くのですが、道に間違えないように注意が必要。景色は残念ながらありませんが、沖縄北部のやんばるの森を味わうには十分の場所です。
狭い山頂からのパノラマ|玉辻山
たまちぢやま、と呼ばれる東村と大宜味村の境にある山。頂上直下が急登になっていて、上部は突き抜けたようなピークで360度の景色が楽しめます。近年、登山道の崩れが目立ち、登山自粛の動きもある。
伊江島のシンボル|塔頭の城山
伊江島といえばタッチュウといわれるくらい島のシンボル的な存在である城山(ぐすくやま)。標高わずか172mの海上に浮かぶピークです。チャートと呼ばれる硬い岩石でできた山で、地質学的に珍しい山(オフスクレープ現象)だそうです。尖っていますが、山頂までは15分ほどで簡単に登れますので、伊江島観光に組み込んでるのがいいでしょう。
その他にもたくさん沖縄の山はありますので、ぜひ足を運んでみてください!